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【得点アップ!?】宅地建物取引士本試験での問題の解き方・テクニック

【得点アップ!?】宅建本試験での問題の解き方・テクニック
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先日、令和3年10月の宅地建物取引士試験を受験しました。

結果は37/50で無事に合格見込みとなりました。(大手予備校の合格予想ラインは35点)

※2021年12月追記 無事に合格していました!(合格ライン34点)

受験では実力が物を言うのは間違いありませんが、試験本番での立ち回りが合格のカギとなります。

やはり本番ともなると、普段読めてる問題文が入ってこなくなり、それが原因での失点も少なく見積もって3点ほどありました。

それでも合格点数をとれたのは、本試験を想定したプランを立て、それに沿った行動を最後までとりきれたからだと確信しています。

本試験会場には魔物がいます。

緊張が多い場面で沿うべきプランがなく、その場対応が多くなると『魔物』に呑まれやすくなります。

当記事は、実力に近い点数をとれるような心構えからテクニック、対応までをまとめました。

あくまで僕が実際に立てたプランなので、当記事を参考に自分流に再構築していただければ幸いです。

目標点数を決め、満点は狙わない

試験で大切なことは満点を意識しないこと。

過去問を完璧に仕上げていても、テキストを完璧に覚えていたとしても『謎の問題』は必ず出ます。

満点を意識するとそういった捨て問を切れずに無駄な時間を使ってしまい、普段解ける問題に時間が割けずに失点してしまうパターンも。。。

2021年現在、最も高い合格ラインは令和2年10月試験の38点です。

どんなに簡単な内容でも、このラインを以上なら安心していいでしょう。

ジョーズくん
ジョーズくん
40点あれば100%合格なので、そこを狙いつつ、事故的に失点して38点近辺でも良しというイメージです。

 

分野ごとの時間配分をある程度決める

本試験での時間配分

  • 免除 5分
  • 宅建業法 45分
  • 税 5分
  • 法令 20分
  • 権利 40分
  • 見直し 5分

合計120分

あくまで僕の配分なので参考までに。

見直しの時間が少ないと思うかもしれませんが、マークミスやズレがないかの確認しかしません。(というかそれくらいの時間しか本番は残せませんでした)

解き直している時間がないのはもとより、試験中で熱くなっている頭で全体を見直してもどこが間違いかなんて分からないからです。

一回で正確に読解する練習を普段から積んでおくことをおすすめします。

時間が多めに余った場合は自信のない問題に戻って考え直してもいいでしょう。

しかし、解答を変えるのは確信があるときだけにしてください。

各分野の解答時間は問題をときながら自分にアジャストさせてください。

権利に60分割きたい方は業法・法令をもう少し短縮するといいでしょう。

 

問1から解かないで!業法(免除)スタートが正義!

参考までに僕の解く順番と意図をまとめてみようかと。

宅建本試験おすすめ解答順

  1. 免除科目(問48統計を一番先に)
  2. 宅建業法(問26〜45)
  3. 税(問23〜26)
  4. 法令制限(問15〜22)
  5. 権利(問14からさかのぼって解く)

総得点としては38点以上を目指していました。

免除・業法を先に解く理由としては、難易度が安定しており、勉強したことがそのまま得点に結びつきやすいから。

また、手応えを感じながら解けることにより、焦りが少なくなり安心できます。

心の平穏を保つことが、思考力を最大にします。

免除科目(目標点数4/5)

まず問48の統計を真っ先に解きます。

統計の問題は他の問題と違って論理性がなく、ほぼ丸暗記にならざるをえません。(翌年以降は数字が変わるので、再受験するときには覚え直しが必要になります)

論理性のない記憶は忘れやすいので、早めに吐き出して脳の容量を開放しましょう。

5問免除の範囲は過去問レベルの問題しかでないので5点満点を狙いたいところ。

見たことある問題ばかりなので、いいウォーミングアップになりますよ!

宅建業法(目標点数18/20)

合格点数の半分は業法で取ることになります。

逆に言えば余計な点数は落とせないので、パワーがまだ十分にあるうちに丁寧に解きたい分野。

3〜4問程度は『ウッ…』っと考えさせる重たい問題がでますが、冷静に読めば過去問やテキストの知識で解ける問題ばかりです。

満点を狙いながら、超絶ミスっても17〜18点はとりたいところ。

ここで15点くらいしか取れないようだと他での挽回がかなり難しくなります。

業法のミスを取り返すのは点数配分的に権利分野になってしまうのですが、元々難易度が高い分野かつ、難問・奇問が多く出されるので得点が伸びにくいです。

税(目標点数2/3)

難易度が高い年度でも、1〜2点は拾っておきたい分野。

学習していればあまり時間をかけずに5分程度で解けるはず。

法令制限(目標点数7/8)

業法に続いて得点源になる分野。

都市計画法の用途地域に関する問題と、建築基準法のあたりに難問が出る場合があります。

開発許可、宅造法、土地区画整理法、農地法、国土利用計画法は出題範囲が狭いので確実に得点したいところ。

一応ゆっくり目に20分くらいで解くことを想定しておりますが、実際は解きやすい問題が多いので、15分もかからずに解ききれると思います。(思考力があまり必要のない暗記程度の問題がおおいので)

権利(目標点数7/14)

権利は問14から遡って解くと得点が伸びやすいです。

なかなか点数が伸びない分野だと言われていますが、確実にとれる範囲を押さえていきたいところ。

区分所有法、借地借家法(借地・借家の2問)、不動産登記法はしっかり学習すれば確実性の高い得点源になります。

借地借家法と合わせて賃貸借・使用貸借も押さえておきましょう。

うまくいくとこの部分だけで5〜7点獲得できます。

上記以外は図を書いて人物関係をイメージしたりと、思考力を使う問題が多く、問題数以上に時間がかかります。

権利に時間を多く割くためにも、それ以外の分野はテンポよく解きたいです。

権利は半分でいいということを言われますが、配点も業法に続いて14点と高いので、積極的に捨てるのはおすすめしません。

逆に8問以上の得点はそのまま貯金になって他分野のミスを帳消しできます。

 

飛ばし読みをしない。早く、正確に読むべし!

焦るとどうしてもキーワードだけをさらうような乱雑な読み方になってしまいます。

気持ちは分かりますが、精読を意識してください。

宅建試験の場合は、1文字・2文字の飛ばし読みで正誤が分かれることがしばしば。

  • 用途地域内・外
  • 売買・賃貸
  • 自ら貸借
  • 宅建業者と宅建業者の取引

気をつけるように講師の先生がよくおっしゃていますが、このようなワードを読み落とすと失点につながる可能性がかなり高まります。

ジョーズくん
ジョーズくん
上記のような得点にかかわるワードに線を引きながら読むと、読み飛ばしのリスクを減らせますよ!

 

15秒程度の小休憩を複数回とる

分野をとき終わるごと、10問解き終わるごとなど休憩を積極的にとりましょう。

2時間ぶっ通しで解き続けるのはさすがにしんどいです。

小休憩を挟むと冷静に問題文を読み取れるようになるはず。

僕の場合は各分野が終わるタイミングにとるようにしていました。

宅建業法は20問と長いので、半分解いたところと、終わったところで休憩を入れていました。

権利も問題数の割に時間がかかるので、半分くらいで一度は休憩を挟みたいところ。

 

難問・奇問にささらない。捨て問を意識するべし!

全体で50問あるうちの5%(2〜3問)程度は謎の問題が出ることを覚悟しておきましょう。

あなたが解けない問題は周りも解けません。

また、このような問題を落としたところで他の受験生と差はつきません。(鉛筆転がして正解できたらボーナス得点程度に考えましょう。)

明らかに過去問にもなく、宅建の勉強範囲を逸脱している問題に関しては印をつけて一旦飛ばしましょう。(権利分野に難問奇問がありがち)

完璧主義の人は特に気をつけてください。

過去の合格点数を見ても38点あれば絶対合格できるので、最低で12問も間違えていいことになります。

惑わすための問題なので、マジで合否には関係ないです。

失点すべきところでちゃんと失点するのも立派な作戦!

ちなみに、権利関係の場合、択を絞れない場合はバランスを考えて選ぶと正解しやすいです。(他の問題である程度正解肢を選べている場合に限る)

ジョーズくん
ジョーズくん
14問ある中で1・3・4と比べると2が明らかに少ないといった場合2を選んでおくと当たりやすいかも。。。(他が当たってる前提ですが)

 

不測の事態が起こったら即手を上げるべし!

試験中にペンや消しゴムを落とした場合はもちろん、隣の人の貧乏ゆすりがうるさいなど、パフォーマンスの発揮に甚大な影響を及ぼす場合はすぐに対処してもらいましょう。

本試験は一年に一度しかありません。

悔いのないように行動してください。

どうせ隣の貧乏ゆすりしてる人に会う機会なんてもうないので、気を使わなくていいです。

事情は異なりますが、僕も試験中に手をあげました。

10月の午後の試験なので、西日が差して眩しいのと暑さが気になりました。

試験監督を読んですべてのカーテンを閉めてもらいました。

やるべき対策をとらないと落ちたときにめちゃくちゃ後悔しますし、言い訳になってしまいます。

自分最優先で動いてください。

 

まとめ:事前に本試験当日の解き方想定しておくことで力を最大限発揮できる!

自分に合った解き方、事前準備をするのが一番ですが、そうは言っても何かしらの基準がなければ最適化もできませんよね。

当記事を読んだことで、自分なりに最大限力を発揮できる作戦を練っていただければ幸いです。

特に業法スタートは実践してほしいところです。

普段の過去問演習や、模試で意識して取り組みましょう。

ジョーズくん
ジョーズくん

正しい努力を続けていれば、必ず目標達成できる!
絶対合格!
頑張っていきましょう!

POSTED COMMENT

  1. さんく より:

    いつも楽しく拝見しています。

    • 買いものジョーズ より:

      さんく様
      ありがとうございます!とても励みになります!
      なかなか更新できていませんが、今後とも楽しんでいただけるようにがんばります!

      • さんく より:

        買いものジョーズ様

        コメント頂けるなんて感激です。
        自分のコメントが恥ずかしく感じます。
        宅建試験自己採点33点でおそらくですが1点足りず不合格となりました。
        これも日頃の行いの結果かも知れません。
        何が何でも合格したかったので喪失感一杯で気持ちが切り替えられていません。
        そんな中いつもツィッターでお元気は内容を拝見していましたが宅建試験も合格されたなんて努力されたのだと思います。
        とても良い刺激になりました。
        買いものジョーズ様お時間あれば宅建の事また
        ツィッターなりブログなり是非つぶやいて下さい。
        励みになります。
        そして来年2022年には受かってみせます!

        • 買いものジョーズ より:

          さんく様
          実際受けてみると、宅建はほんとに奥深くて世間で言われている以上に難易度の高い資格だと思いました。
          33点、、、あと一歩でしたね!!
          めちゃくちゃ悔しいと思いますが、今年受験を経験できたことは来年に必ず生きると僕は信じています。
          合格体験記や科目毎の勉強法をまとめて、さんくさんのような方々のお役に立てるような記事を
          書ければと思っております。
          現時点で言えることは、とにかくこの冬のあいだに権利を固めてくださいということです。
          僕は3ヶ月しか時間がなかったので、得点効率の高い業法と法令から手を付けましたが、10ヶ月ほど時間が取れるいまは権利!
          ここでリーガルマインド(法律的な考え方)が身につくと、業法や法令の知識がスッと入ってきやすくなります。
          苦手な単元は『棚田行政書士の不動産大学』のYouTube動画で学習することをおすすめします。
          記事にもありますが、借地借家法と区分所有法、不動産登記法は絶対に得点できるように理屈を理解してください。
          22年絶対に合格できるように応援しております!
          勉強法で迷うことがあればいつでも連絡ください

          • さんく より:

            ありがとうございます。
            早速取り組んでみます。
            買いものジョーズ様素晴らしい人間力ですね。
            文書から人柄が伝わってきます!

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