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【FP3級】おすすめテキストと独学勉強法【きんざい】

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お金の知識を深めたいと思い、FPの資格を取ることを決意したのは2018年のこと。

2018年9月試験で3級取得、2019年1月試験で2級を取得しました。

当記事では、3級受験の際、実際に僕が使ったテキストや、実行した勉強法を紹介します。

『簡単な試験』『誰でも取れる』などと言われることもしばしばですが、それでも日常の学習と試験への対策は必須!

今後受験する方の参考になれば嬉しいです!

 

おすすめテキスト・問題集

FP3級の教科書と問題集

テキストと問題集は、それぞれ1冊を完璧に仕上げましょう。

読み終えたら別のテキストにいくという人もいるかも知れませんが、全くおすすめできません。

やったつもりにはなるでしょうが、より強固な知識にするためには1冊を何度も読んで何度も解くのが正義。

実際に僕が合格したときに使っていたテキストと問題集を紹介します。

みんなが欲しかったFPの教科書3級

図解や表をふんだんに使っているので、視覚的な学習がしやすい作りになっています。

より右脳的な理解がすすむ印象。

文字で暗記するよりも、図解や表をそのまま記憶に焼き付けたほうが、本番で記憶を引き出しやすいですよね。

チャプターごとに知識確認ができる基本問題が掲載されているので、読んだ内容の理解を都度復習できます。

みんなが欲しかったFPの問題集3級

『みんなが欲しかったFPの教科書3級』と連動した問題集。

セットでの購入を強くオススメします。

問題集の解説でも理解しきれないところは、テキストに返って復習していきましょう。

同じシリーズのテキストと問題集を使うことで、勉強の効率は格段に上がります。

 

通信教育や塾は不要!テキストと問題集で十分

新聞の折込チラシやテレビのCM、ネットのいろんな意見で迷うかもしれませんが、通信教育や塾は不要です。

先にあげた教科書と問題集があれば特別な出費は必要ありません。

3級は直接収入に結びつく資格ではないですし、高額な学習費用を直接仕事で回収するのは難しいです。(2級も含め)

学習内容としても人に頼るほどの複雑な内容はありませんので、自力での学習を強くオススメします。

 

合格に必要な点数

学科・実技ともに6割以上得点で合格となります。

  • 学科:36/60以上
  • 実技:30/50以上

片方のみクリアした場合は一部合格となり、次回以降一定期間合格科目が免除されます。(要申請)

学科・実技両方クリアした場合は完全合格となり、晴れてファイナンシャル・プランニング技能士を名乗ることができます。

今後の自身の成長も考えると、9割以上得点での合格を目指したいですね!

 

出題形式

3級の難易度の低さの要因は出題形式にあります。

分からなかったら適当に書いておけば割と当たってしまうんですねこれが(^q^)

そのへんを踏まえながら解説していきます。

学科の出題形式と配点

  • 全60問
  • 各1点
  • 36点以上で合格(60点中)
  • 第1問(1)〜(30)は○☓の正誤問題
  • 第2問(31)〜(60)は三者択一
  • 全6分野から出題

見て分かる通り、当てずっぽうでも結構当たるんです(^q^)

(30×1/2)+(30×1/3)=25点

さすがに全問当てずっぽうだと厳しいですが、自力で合格ラインギリギリ達するかどうかの知識力でも合格できてしまいます(白目)

だからといってノー勉や一夜漬けでの受験はやめましょう。

流石にそこまで甘くないですし、それで合格しても知識が伴わないので資格を活かせません。

実技の出題形式と配点

きんざいの個人資産業務を元に解説します。

ちなみに、実技と聞くとヒヤッとするかもしれませんが、実態としては普通の3者択一方式です。

学科の延長と捉えてください。

  • 大問は5つ(リスクマネジメントを除く5分野)
  • 大問1つにつき小問3つ、計15問
  • 1題10点(3点×2問、4点×1問)配点不明
  • 30点で合格(50点中)

各問の配点は不明のため、自己採点の段階では配点4がどれかはわかりませんが、10問正解すれば間違いなく合格です。

2題完答で20点とれれば、あとは割とグダグダでも合格できてしまいますね(;^ω^)

 

合格に必要な勉強時間

50時間もあれば十二分に合格できるでしょう。

期間にすると、マジガチでバリバリできるなら1ヶ月もあれば十分。

主婦(夫)業や会社勤めなどでまとまった時間が取れない場合、2ヶ月以上かけてゆっくりやってもいいと思います。僕はダラダラ4ヶ月やりました(小声)

内訳は以下。

  1. テキスト通読:10時間(2回以上通読したい)
  2. 問題集:20時間
  3. 過去問演習:18時間(3時間×6回)復習込

過去問演習時間試験時間に対してが短めですが、実際に解くとかなり時間が余るので、この時間で設定しました。

3級に受かってそれでおしまい!という場合であれば、もっと勉強時間は少なくなくできます。半分くらいの時間で達成できるかもしれません。

しかし、今後仕事に結びつけることを考えていたり、2級へのステップアップを予定しているならみっちりやりたいところ。

3級で基礎的な部分を理解しておくと、2級の学習が楽になります。

対策がしっかりできて試験までの期間の時間を持て余した場合は、先に2級の学習にとりかかるのもおすすめです。

 

独学勉強法

僕が実際にやっていた学習方法を紹介します。

テキストと問題集の表紙をはずす

ズレたりペラペラ外れたりと煩わしいので外してしまいましょう。

試験が終わって自己採点までやったら2度と使うことはありません。

中身を脳内にインプットすればそれでいいのですから、キレイに保つ必要はなし。

ストレスフリーで学習の妨げにならないようにすべし!

テキストを通読する

必要な知識の概要を知るためにも、1周目は一気に通読。

どんな知識が必要なのか、どこにどんなことが書いてあるかが確認するようなイメージで、ザーッと読んでみましょう。

この段階で精読はしなくていいです。

2周目以降は、通勤通学のスキマ時間を利用して分野ごとに精読していきましょう。

チャプターごとにある基本問題でその都度復習

チャプターを読み終えるごとに、基本問題のページがあります。

紙とペンを出す必要はないので、その場で答えと照らし合わせながらサクッと解いてしまいましょう。

先に読んだ内容の確認をしながら、問題と答えをセットで暗記するイメージで大丈夫です。

いきなり試験問題に挑戦してみよう!

問題集の巻末に学科試験と実技試験が各一回分あります。

テキストを読み終えたらまずは解いてみましょう。

ここで問題の出題内容をザッと把握しておくことで、これからどんな知識が必要なのかがイメージできます。

ゴールまでの距離を体感で把握することで、これから問題集の知識を詰め込む上でのリアリティが違ってくるはず!

覚えるポイントの強弱が分かります。

このときの点数は気にしなくて大丈夫ですが、復習はしっかりやりましょう!

問題集には直接答えを書き込みしないこと!繰り返し解くためにはノートを利用すべし!

試験勉強初心者にありがちなのが問題集に直接答えを書き込みしてしまうこと。

試験まで日数があれば5〜6回、あるいはそれ以上周回することになるでしょう。

問題の答えはノートに書いて、テキストへの書き込みは間違えた問題に印をつけるにとどめます。

間違えた問題には印(しるし)をつける

おそらくしっかりテキストを読んでいても、一周目はかなり多く間違えると思います。

間違えた問題の番号にはしるしを付けていきましょう。

  • 1回間違えた問題:/
  • 2回間違えた問題:☓

のように、間違えるたびに/(スラッシュ)に一本ずつ線を足していきます。

複数回間違えるところは自分の弱点。

どうしても理解できないところは、自分でノートに図や表などを書いてまとめることで理解が深まります。

試験前や試験の合間の学習時間は、この複数回間違えた箇所を重点的に復習して、直前の詰め込みに役立たせましょう。

学科対策

とにかく問題集の周回と、過去問演習あるのみです。

  • 資金計画を立てる際の6つの係数
  • 生命保険金を受け取ったときの税金(契約者・非保険者・受取人の関係)
  • 景気動向指数(各指数と、その指標の関係性)
  • 単利と複利の計算式
  • 債権の利回り
  • 市場金利と債権価格、利回り
  • 株式投資に用いる指標(PER、PBRなど)
  • 所得控除
  • 税額の計算
  • 建築基準法(接道義務とセットバック、建ぺい率の加重平均や緩和などの理解)
  • 相続分・遺留分・相続税

このあたりがややこしさがありつつ頻出問題なので、重点的に復習しましょう。

実技対策

3級の場合はほぼ学科の延長のような問題なので、特に尻込みするような内容ではありません。

問題集の実技問題の箇所を解いて、仕上げに過去問を解いておけば十分です。

設例のパターンを問題と解法(考え方)ごと覚えておきましょう。

過去問を何度か解くうちに、出題のパターンも分かるはず。

複雑な計算問題も特にないので本気の計算は必要ありませんが、所得税の計算は出題されますので、表から式と答えを導き出せるようにしておきましょう。

 

仕上げは過去問を試験形式でひたすら解くべし!

この過去問を使った仕上げこそが、合格への近道。

練習で8割以上正解するようであれば、まず本番は大丈夫!

しかし、本来の目的はテキストと問題集で身につかなかった知識の洗い出しと、その部分の学習強化。

解くことも大切ですが、割合的には『解くこと:復習=1:9』くらいで復習が大切です。

6回分くらい解けば大丈夫!

2年分、計6回も解けば十分でしょう。

『1回分解き終えて間違えたところを復習→2回分目を解き、間違えたところを復習→…』といったように、だんだん知識を固めるイメージで回数をこなします。

解き終わる頃には点数も相当伸びているはず!

過去問を印刷する

パソコンやスマホなどのモニターで見ながら解くのはおすすめできません。

紙ベースの方がこんなメリットがあります

  1. 試験本番と同じ形式で練習できる
  2. どの選択肢で迷ったのか印をつけられる(復習時にも役立つ)
  3. 解きながら問題用紙に書き込みできる(計算等)
  4. 復習時に直接書き込みできる

復習の効率と精度が上がるのが最大のメリットです。

過去問演習は正答率の確認が目的なのではなく、あくまでもまだ定着しきっていない知識の棚卸しの確認のため。

合格点数に達していたいのは言わずもがなですが、点数で一喜一憂するのは意味がありません。

時間を計りながら、ペース配分のシミュレーションをする

見直し時間を残して解き終わるように時間配分をしましょう。

3級の場合は見た瞬間に解ける問題が多いので、普通に解いても時間が残るはずなので、焦る必要はないかと!

自己採点をして、間違えたところは解説を読んだり、テキストで調べて即時復習

過去問演習は復習が全てと言っても過言ではありません。

テキストや問題集の周回では確認できなかった知識の漏れが分かります。

間違えた問題は解説を読み、必要であればテキストの該当部分に何度も立ち返りましょう。

 

一発合格で2級取得へ弾みをつけよう!

試験代もかかるので、できれば一発合格したいところ!

試験本番に心がけたいことなどを別の記事にまとめました。

ぜひご一読を!

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