試験日が迫るにつれ、試験勉強もほぼ完成に近づいてきていることでしょう。
そこで確認しておきたいのは、試験当日の流れや行動、問題の解き方や時間配分の考え方。
初めて試験を受ける方でも、当日のシミュレーションができるようにまとめました。
受験会場をもう一度チェック!
東京は特に試験会場が複数箇所あるので間違えないように!
似たような施設名の場合、ちゃんと確認しておかないとそのまま未受験の不合格になってしまいます。
余談ですが、大学受験で会場間違いをかました人を知ってます。。。
その人は仙台の河合塾で法政大学の地方入試を受けたのですが、試験開始前に会場についたものの受験会場の雰囲気と違う、、、
河合塾の浪人生向けの校舎に来たのですが、実はずっと離れたところにある現役生向けの校舎が本会場。
泣きながら急いで行って途中から受けたものの、結果はもちろん不合格。
受験代30,000円がパーになったばかりか、翌年百数十万円かかる予備校に通うことに。
ファーwww
程度の差はあれど、試験会場の間違いや遅刻は人生を狂わせます。
FP試験においても例外ではありません。
上級へのステップアップが数ヶ月遅れたり、宅建等の他資格のチャレンジをする場合にリソースを割けなくなります。(無駄オブ無駄)
遅くとも30分前には会場に到着して、トイレの場所を確認したり、直前チェックの勉強をしておきたいものです。
持ち物
当日の持ち物(必需品以外にも持っていくといいもの)を確認しましょう。
- 受験票(写真を必ず添付)
- 時計(会場にもあるので必須ではない。念の為)
- 筆記用具(シャーペン、鉛筆、消しゴム)
- 電卓
- 直前確認用のテキスト
- 昼食(できれば持参がおすすめ)
受験票を忘れた場合は試験会場で試験担当に言って対応してもらいましょう。
写真添付を忘れた場合も同様です。
電卓は大きめの打ちやすいものを選びたいところ。
あまりに小さいのだと打ち間違いのリスクが高まります。
時計を持参する場合は、アラーム等の音がならないものにしてください(ガチ忠告)
アラームが鳴った瞬間不正行為&退場&不合格です(これも大学入試センター試験でやらかした人を知っているのですが、長くなるので割愛)
シャーペンで問題を解き、鉛筆でマークすることで時短になる
シャープペンシル一本で試験に臨む方が多いと思いますが、鉛筆も持参しておきましょう。
シャーペンでマークすると筆圧がかかりすぎてしまうため、マークシートを訂正するときに消えにくく、時間のロスに繋がります。
また、うまく消せないことで採点時に『ダブルマーク』と機械に認識されてしまい、不正解の扱いになってしまう場合になることも。
問題用紙上で解答番号に丸をする場合や、計算をする際にはシャープペンシル。
マークシートでマークするときには鉛筆でマークしましょう。
他の受験生とスピード勝負しない
試験開始とともに会場から他の受験生の鉛筆の音がコツコツと聞こえ、ページをめくる紙の音がペラペラと聞こえてくるでしょう。
退出可能時間になるとともに立ち上がり、提出してどんどん会場を出ていきます。
焦って必要以上に早く問題を解きたくなる気持ちが出てきますが、そこはグッと我慢。
本来の目的は『この試験で自分が合格すること』
自分が決めた時間配分で大丈夫!
じっくり解いて、見直しまでしっかりやって、今宵は合格パーティーです!
学科問題の解き方
試験開始から終了までのシミュレーションをざっとしておきましょう。
問題すべてをパラパラと確認し、時間配分を考える
全体にざっと目を通して、どれくらいのペースで解くのかを確認しましょう。
学科であれば10問ごとに分けて時間配分を考えます。
マーク時間として5分、見直し10分くらいは確保できるように計算すると、最後まで焦らず解けます。
問題用紙に解答を書きながら解く
あとで自己採点をするために問題用紙にも答えを書き込んでおきましょう。
また、自分が導き出した答えと、マークシート上のマークが一致しているかの確認にも使います。
見直しの効率化と自己採点のために必要な作業です。
5問または10問ごとにマークシートに転記する
1問ごとに転記していると、問題用紙と解答用紙を行ったり来たりする回数が多くなり時間をロスしてしまいます。
机の上が煩雑になったり、問題を解く集中力が切れるなどの弊害もあります。
5問解いたら脳をリフレッシュさせつつ転記、または10問解いたら転記。
分からない問題や、不安な問題はしるしをつけて後回し
どんなにしっかり勉強していても、必ず数問は迷う問題に出くわします。
そういった問題に時間を書けすぎないこと。
特に3級・2級学科の場合は、ほとんど過去問と同じようなものが出題されるので、パッと答えが出ずに悩んだ場合はスルー。
問題用紙に△などのしるしをつけて、後回しにしましょう。
必ず最後の問題まで手を付ける
これはどんな試験でも大事。
択一式の問題で微妙なニュアンスなどが気になって長時間ささったり、解答が全く浮かばない問題を力技でなんとかしようとすると大幅なロスになります。
勇気をもって飛ばすか、分からないところはすべて『3』にマークするなどして次の問題に移りましょう。
トータルで36点取ればいいので、24点は落としても構いません。
最後の方に解きやすい問題があるかもしれないことを考えると、途中で時間を掛けるのは悪手です。
サービス問題を見つけたら必ず得点したいところ。
マークのズレや転記ミスがないか見直し
マーク試験で1番気をつけなければならないのは『ズレ』
正しい回答をしていた場合、マークひとつのズレで以降の解答がすべて誤答に(白目)
大学入試センター試験でこれをやらかすと浪人が確定します←実際にあったというのはまれによく聞く話
FPの試験ではそこまで人生に関わることではないのですが、受かるはずだった試験を落とすのはお金と時間の浪費になります。
時間が余ったからといって早々に退出せずに、しつこいくらいにマークの確認をしてください。
実技問題の解き方
基本的な解き方は先にあげた学科と同じですが、実技を解く際に気をつけておきたいことを数点シェアします。
得意な単元から解く
個人資産相談業務の場合はリスク管理(保険分野)を除く5題を解くことになります。
50点中30点で合格なので、2題完答できればかなり楽になります。
不動産と相続の出題や解法パターンは固定化しているので、ここは8点以上を確実に狙いたいところ。
5題中3題で8点以上とれれば、残りの2題で大ケガしても大丈夫!
上の級を狙う上では全問満点が望ましいに決まっていますが、今は勝負の瞬間。
確実に合格するための作戦は練っておきましょう。
大問を解き終わるごとに解答用紙に転記する
1題解き終わったら転記をし、次の問題に移りましょう。
このときの転記が次の分野を解く前のいいリフレッシュになります。
スカッと切り替えて次の問題にいってどうぞ!
計算が絡む問題は見直しのときにもう一度計算!
実技で一番怖いのは計算ミス。
ひとつ間違えると、以降の問題でもその数字を使う場合、全部間違えます(^q^)
逆に言えば、ある程度パターン化されているので得点源にもなり得ます。
計算が出てくるやいなや
▂▅▇█▓▒░(’ω’)░▒▓█▇▅▂うわあああああああ
ってなる方もいるでしょうが、解法ごと暗記しておきましょう。
和田秀樹先生も言ってました!受験は要領!
昼休憩の過ごし方
昼ごはんは事前に確保するか、持参したい
午後の試験に備え、何かしらは食べておきたいもの。
試験会場付近のコンビニや食堂は混みます。
料理が届くまでの時間、会計の待ち時間は確実に時間の無駄。
さすがに試験に間に合わないということは考えにくいですが、問題を解くにあたり、試験以外の余計なストレスは避けたいもの。
コンビニを使うにしても、朝のうちまでに購入したいですね。
また、直前の勉強で数点伸びることもあるので、なるべく昼食は持参しておきましょう。
実技の頻出問題で苦手な問題を頭に叩き込む(特に2級)
これまで過去問を解いてきた中で苦手に感じている問題と、その解法を叩き込んでおきましょう。
解いてみて分かったと思いますが、解答の手順がパターン化されていますよね。
3級の場合はほぼ学科の延長なので特別な対策は要りませんが、2級は計算問題がでることからも、問題と解法をおさらいしておくことが大事です。
帰宅したら自己採点と復習
試験当日の午後17時30分にきんざいや協会のサイトに模範解答が発表されます。
また、解答速報を出すスクールやサイトがありますので、そちらでやっても大丈夫。
約束してほしいのは、あなたの感覚でどんなに試験の出来が悪く感じたとしても、自己採点と復習は必ずやるということ。
今後2級や1級にステップアップを考えている場合はなおさら。
合格点に達しているなら次の級や他の資格の勉強に気持ちよく取り組みましょう。
不合格の点数ならこの試験の復習がそのままリベンジへの一歩目になります。
ボロボロの出来でショックで落ち込んだとしても、問題を解いた日には確実に復習を!
試験難易度にかかわらず、大事に受験しよう!
国家資格とはいえ、合格難易度が高いとはいえない試験です。
しかし、甘く捉えていると足元をすくわれることにもなりかねません。
ノー勉や一夜漬け、一週間前の詰め込みでやすやすと合格ができないのはもちろんのこと。
しっかり対策をしていたとしても、試験が終わる瞬間までは一点でも多く取り切ることを貪欲に考えましょう。
無事に合格を勝ち取れることを祈っています!