セールや限定商品など『今買わなければ二度と買えない!』というモノに出会う場面があります。
「手持ちの資金が少ないし単月では無理だけど、分割払いにすればいけそう」
キャッシュレス決済を推奨する見としては、原則一括払いに徹すべきだという意見ですが、かくいう僕も年に一度はそういった決済を考えることがあります。
分割を視野に入れたときに、より少ない金利にできる方法と、絶対に使ってはいけない方法を紹介します。
金利手数料のかからない方法を使うべし!
クレジットカードの付与ポイントが支払額の1%であることを基準に考えましょう。
分割にしたことにより、決済金額から得られるポイントを超えるほどの金利手数料がかかってしまうのはできれば避けたいところ。
- 分割払い(2回まで無料)
- ボーナス一括払い
- リボ払い(非推奨、考えることが複雑)
ポイントをなるべく多くもらいながら、金利手数料をできるだけ減らすことがカギになります。
分割払いは2回まで
分割2回までなら金利手数料無料です。
3回以上からは金利がかかるようになり、分割回数が多くなればなるほど総支払額は大きくなります。
大きめの出費があり、一括払いにすると家計の余裕資金がなくなってしまう場合に2回払いがおすすめ。
金利無しで支払いを先送りできるので、下手にキャッシングをするよりずっとマシ。
分割にする場合は手持ちの資金の余裕がないはずなので、必然的に翌月の支出をセーブする必要が出てきます。
翌月、翌々月の支払いの目処が確実に立つ場合にのみ使いましょう。
一部カードや加盟店によっては、2回払いに対応していない場合がありますので注意。
- 2回までは金利手数料無料
- 3回払い以上から金利が発生し、分割回数が多くなるほど総支払額は大きくなる
- 当座の資金が足りないものの、翌々月までの資金の目処が立つ場合にのみおすすめ
- 一部カード、加盟店は2回払に非対応
支払いの目処が立つならボーナス一括払い
僕が人生で唯一ボーナス一括払いを使ったのは、大学四年生の卒業間近のとき。
友人と御殿場プレミアムアウトレットに行ったのですが、一日で15万円分の洋服を買い漁りました。
当時はリーマンショックからまだ立ち直りきっていないときで、1ユーロあたり100円を切っていたときもあるくらい円高ユーロ安だったため、海外ブランドの洋服が非常に安く変えた時代。
Dior Hommeのパーカー、ベルト、ジーンズ
クリスヴァンアッシュのカーディガン、ブーツ
GIVENCHYのTシャツ
今の為替ではせいぜい洋服2〜3着買えるかな?くらいですが『この服がこの価格で変えることはもう二度と無い』と考えたため、新卒のボーナスを吹き飛ばすくらいの買い物をしました。
当時買った洋服やブーツは7年経った今でも大切に着ています。
今どうしても必要かつ、近い将来に支払いの目処が立つが今はどうしても手持ちが足りない場合にのみ苦肉の策として使いましょう。
自分のボーナスの額を知ることと、ボーナス月まで他の分割やボーナス払いを新たに発生させない鉄の心を持ってください。
- 今買わないと二度と変えないものへの投資としてなら可
- ボーナスを支払額に充てるように確保する(他の支払いに充てない鉄の心)
- 新たなボーナス払いや分割払いを発生させない
リボ払いは絶対に使わない
どんなに金銭的に不自由でも、リボ払いだけは使ってはいけません。
↑確実に破産します。
リボ払いはリボ払い対象の金額、一回あたりの返済額、金利など考えなければいけないことが複数あるので、上級者以外は手を付けてはいけません。
はっきり言ってしまうと、算数が苦手で自己管理能力がない人を食い物にするような支払制度です。
しっかり計算をしなければ、毎月払ってもほとんど金利分の支払いにしかなっておらず、元金が全く減らないということにもなりかねません。
それくらい金利というものは怖いんです。
分割払いは上手に使えば有利になる場面もありますが、リボは金利の計算をしっかりしなければ大きな損害を被ることにになります。
一部キャンペーンなどでリボ払いで一定額を使うとポイントが多くもらえるキャンペーンがありますが、しっかり計算したり、ポイント獲得条件を精読しなければこちらも金利分損をします。
- クレカ上級者や、リボ払いにおける金利等の計算が得意でなければ絶対に手を付けてはいけない支払制度
- 元金、毎月の支払額、金利など考えることが多く複雑
- 支払いの設定を考えなければ、毎月の返済をしても元金がほとんど減らずに、結果として大損することもある
- ポイントがもらえるキャンペーンは理解不足ならスルーすべし
基本は一括!どうしてものピンチや、回収できる目処が立つ先行投資にのみ分割を使うべし!
分割やリボ払いを推奨できないのは『借金が癖になるから』です。
自らを律することは大変ですが、落ちるのはものすごく簡単です。
予想外に高かった車検など、必要な出費の支払いがどうしてもキツイ場合にのみ使ってください。
支払いを先送りできる効果はそういった場面で最大化します。
クレジットカードは自分が得をすることだけを考え、絶対に損をしない使い方をしましょう!