2018年9月試験で3級に無事合格。
そのままストレートで最短の2019年1月試験で2級ファイナンシャル・プランニング技能士に合格。
今回は2級の合格体験記をまとめました。
3級と同じ『個人資産相談業務』を受験することに
学科は全員共通ですが、2級の実技は3つに分かれます。
- 個人資産相談業務
- 中小事業主資産相談業務
- 生保顧客資産相談業務
自分家計をベースとした将来に向けた学習であれば、例によって個人資産相談業務がおすすめ。
会社の支持等ではなく、自分でFPの勉強をしている人のほとんどは個人資産を受験予定と考えてもいいでしょう。
3級合格時からの体調不良でやる気が戻らず苦戦
副鼻腔炎でダウンしたこともあり、それまでの良い習慣がすべてリセットされてしまいました。
前回のおさらいはこちら
テキストを読んでも全然頭に入らず、学習をストップ
3級の試験終了後からの体調不良ももちろんありましたが、試験に合格したと言う慢心がありました。
テキストを読んでいると3級とかぶる内容も多く、もう知ってる内容も多いと思うとやる気が全然出てこず(^q^)
逆にもうFPの知識があると勘違いして、2級でやるべき学習のポイントを理解できないまま時間だけが過ぎていきました。
勉強がまったく手につかず、合格をあきらめかける
テキスト読んでもやる気が出なかったり、日々の仕事と育児でヘトヘトだった僕。
10月から11月は何にもする気がなくなって、ただ漠然と毎日を過ごしていました。
それが12月中旬まで続きます。
このままじゃまずいなー。
学科か実技はどっちか受かるだろう。
最悪おちたら次の試験で完全合格すればいいや。
なかば自暴自棄になっていました。
この間ゼロ勉、、、
落ちたらお金がもったいないと思ったら、だんだんやる気が復活!
もともとは『お金のプロになりたい』『もっとお金を浮かせたい』と思って志したFPの資格。
その試験で余計な試験代を払うのは絶対に嫌だ。
学科と実技で8,700円もの費用(高い)
12月中旬から思い切って問題演習中心・過去問主義に転換!
テキストの通読はやめて問題集をひたすら回す勉強法に切り替えました。
実際に問題を解くことでどんな問題が出るかがわかったので、おのずとテキストで読むべき大事なポイントも見えてきます。
わからないところが浮き彫りになると、学習意欲が湧いてきます。
1月はひたすら問題演習に加え、過去問演習
学科と実技の過去問を印刷し、時間の許す限りひたすら演習。
問題集を回してもまだのこっている知識の漏れを過去問で埋めていきます。
試験に対する不安は勉強することでしか埋められません。
回数をこなすうちに点数も伸び、よほどの事故がなければ合格できるだろうというくらいの自信もつきました。
試験当日
今回は3級のときのような大きなトラブルもなく、試験開始まで自分の勉強しながらゆっくりと過ごすことができました。
早めに会場入り、トイレも済まし、開始ギリギリまで要点チェック。
やはり今回の試験もいくつか空席があり、申し込みをしても受験をしない人がチラホラ。
学科試験はいままでより難易度高し!
学科試験過去問演習ををしていても点数が良く、まぁ落ちることはないだろうと思っていました。
しかし、この時の試験は過去問と比べると突っ込んだ知識を問う内容が多く、回答にも今まで以上に時間がかかりました。
回答に自信が無い問題もあり、不安を抱えながらとき進めます。
ぱっと見でわからないものは飛ばして後回し、あとで時間をかけて解いてもムリなものは3をマーク。
60問中の36点で合格ということは、逆に言えば24点落としてもいいということ。
さすがに、いくらなんでもそこまでは間違わないだろうという自信はありました。
しっかりと見直す時間を確保し、マークミスのないようにチェックも完了!
時間配分のシミュレーションを完璧でした。
昼休みは妻が作ってくれた弁当で腹ごしらえ
妻が作ってくれた弁当を休憩スペースで食します。
かなり雪も降っており、外に買いものにいくの難儀な感じ。
鶏の照焼弁当のあとは、自販機の甘いコーヒーでリフレッシュ!
残った休憩時間は実技の要点チェックに充てます。
ひとつ間違うと、大問まるまる落とす可能性があるので、解法の再暗記に努めます。
実技で不安的中(^q^)爆死の予感、、、
なんか今回の試験はイレギュラーな問題が多い。
午前中の試験でそんな気がしていましたが、実技でもちょっと想定していなかった問題が、、、。
第五問の相続で事件が発生。
いままでの出題形式と違う(^q^)
相続税の総額を求める問題が例年出ているはずなのですが、一回も見たことがない形式。
穴埋め問題なのですが、かなり突っ込んだ内容だったのでわからないところが多く、かなりマズイ。
相続の問で、娘が離婚している例題も初めてだったので、かなり面食らいました。
得点源のひとつだったのですが、体感で半分も取れないだろうと予感。
詳しい内容は2019年1月試験の個人資産相談業務を参照のこと。
不安を抱えながら帰宅
学科はまあ合格だろうと思っていたのですが、実技は不合格ありえるなといった感触。
実技だけのために5月試験までモチベーションを維持するのはかなりキツイ。
本当に手応えが感じられない出来。。。
『あー』『いや〜』『やべ〜な〜』とずっと独り言が止まりませんでした。
自己採点で歓喜の合格!!!
家に帰って早めの入浴と食事を済ませました。
解答が発表され、はやる気持ちを抑えきれず、急ぎ気味に自己採点。
学科は合格と、、、
実技はどうだ、、、
かなり多めに間違いつつも
完全合格!!!
合格点数内訳
後日合格証書とともに、得点の内訳が送られてきました。
学科
分野名 | 得点 | 配点 |
ライフプランニング | 8 | 10 |
リスク管理 | 7 | 10 |
金融資産運用 | 9 | 10 |
タックスプランニング | 8 | 10 |
不動産 | 8 | 10 |
相続・事業継承 | 7 | 10 |
合計得点 | 47 | 60 |
特に事故もなく、対策に時間をかけた分の成果が出ました。
ほぼ8割の得点率なので、いつもどおりの実力を出せたかなと。
例年より難易度がグッと上がっていましたが、なんとかまとめることができました。
実技
分野名 | 得点 | 配点 |
第一問 | 6 | 10 |
第二問 | 10 | 10 |
第三問 | 6 | 10 |
第四問 | 9 | 10 |
第五問 | 4 | 10 |
合計得点 | 35 | 50 |
第二問の完答と、第四問の9点がかなり効きました。
この貯金分で第五問の爆死をなんとかカバーでた模様。
感覚的には点数以上にかなりギリギリな合格に感じましたね。
ときながらの『絶対合ってる』という手応えが少ない分、不安を抱えながらの試験でした。
約1ヶ月半の勉強で合格できた!
結局12月の中旬前くらいから本気で勉強をはじめました。
期間にしては短いように思われるかもしれませんが、毎日少なくとも2−3時間は集中して問題演習をしていました。
過去問演習ともなれば、多いときで5−6時間は一日で勉強したと思います。
スキマ時間はアプリ版の問題集で復習。
僕の場合は、テキスト読みでは理解が進みませんでしたが、問題演習をばりばりするようになってから内容の理解が進んでいきました。
スーパー集中すれば60−80時間の勉強で合格できるのでしょうが、社会人なら3ヶ月以上かけて余裕を持った学習スケジュールを組んだほうがいいでしょう。
ただ、3級からのステップアップであれば、問題集主義・過去問主義での学習を強く勧めたいです。
単なるテキストの通読は飽きてしまうかと。
2018年度の目標を完遂!
この合格をもって2018年度の目標を達成するとともに、2019年のロケットスタートをきることができました。
FPの試験対策を通じ、人生に必要な様々なお金の知識を得ることができました。
まだ受験資格がないですが、今後は1級にチャレンジしようと考えています。(2020年1月受験予定)
前回の3級の合格体験記もよかったら合わせてどうぞ